平吉毅州氏とは?
日本を代表する作曲家の一人としてご存知の方も多いと思われますが、平吉毅州氏は「気球にのってどこまでも」をはじめ、児童向けの合唱曲やピアノ曲を多数残されています。ぴあのっこClubスタッフの多くも、氏の楽曲には幼少期から親しみ大変お世話になっています。
幻の和製タンゴ『ラ・シルエータ』との出会い
当Club事務局のすぐ近くに氏の義弟に当たる平井様がお住まいで、ふとした事からお知り合いになりました。その後氏の奥様からもお話を伺うことができ、幻の和製タンゴ「LA SILUETA:ラ・シルエータ(影法師)」の楽譜に出会うこととなりました。日本人作曲のオリジナルタンゴとしてはおそらく初の作品であり、また和の心も込められた大傑作と謳われながら、同楽曲は国内での演奏例や録音がほとんど存在しておらず長年幻とされていました。当Clubではこの楽曲を是非とも現代に蘇らせたい、生演奏を聴いてみたい、という強い思いからアドバイザーの一人石川寛子様に楽譜からの演奏復元を打診したところ、快くお引き受けくださいました。そして2019年3月、当Club主催イベント「タンゴに親しむコンサート」の中で氏の足跡と共に同楽曲をご紹介することができました。
動画:LA SILUETA:ラ・シルエータ(影法師)
【演奏:敬称略】ヴァイオリン:石川 寛子、ピアノ:川瀬 由紀子、コントラバス:Tyler Eaton、バンドネオン:小谷野 誠司